スポッターズ的ひこうき写真館 軍用機
アメリカ空軍 135シリーズ 試験機など 原型が旅客機という懐深さを利用し、様々な装置を搭載して数多くの試験に従事した。 JKC-135A、NKC-135A KC-135A初期生産型は元の名称のまま飛行試験機として使用され、その多くがJKC-135Aとなった。 「J」は一時的な試験機を表しているが、やがて大部分の機体が恒久的試験機であるNKC-135Aへと改称された。 J/NKCのテスト項目は非常に多岐にわたっていたが、現在ではほとんどが退役済みである。 なおNKC-135Aのうち、56-3596は1975年に、55-3134は1978年にそれぞれ海軍に移管され、電子戦アドバーサリー(仮想敵)機となったが、1996年までに退役した。 またNKCの1機(55-3124)は82TRWの地上訓練機GNKC-135Aとなったが、老朽化によりスクラップとされた。 C-135B TRIA 1967年にC-135B、4機(61-0331、61-2664、62-4128、62-4133)を改造して作られたアポロ計画支援機で、TRIAは遠隔測定レンジ中継機の略である。 EC-135Nと同じ巨大なノーズレドームを持っていた。 C-135N、C-135E C-135Nは1980年にEC-135N、2機(60-0372、60-0375)からARIA装備を外したもので、1982年にエンジンをTF33に換装してC-135Eとなった。 これら2機はVIP仕様のもう1幾のC-135E(60-0376)とは異なり各種のテストベッドとして使用されているが、60-0375は2001年に退役した。 EC-135N 1966年、1967年に8機のC-135A(60-0372、60-0374、60-0375、61-0326、61-0327、61-0328、61-0329、61-0330)を改造して作られたアポロ計画支援機ARIA(アポロ・レンジ中継機)で直径約3mの巨大なノーズレドーム(ボブソーズ)を持つのが特徴である。 4機はEC-135Eに改造され、1機(61-0328)は1981年に事故で喪失した。 60-0372、60-0375はARIA装備を取り外してC-135Nとなった。 残る1機(61-0327)は、1985年にARIA装備を取り外してEC-135Nの名称のままUSCENTCOM(アメリカ中央軍)のコマンドポストとなった。 NC-135A 1964年にC-135A、3機(60-0369、60-0370、60-0371)を改造して作られた核爆発実験観測機である。 胴体側面には観測用の多数の窓、上部にセンサードームを持ち、あらゆる波長の光線、放射線、EMP(電磁パルス)などを観測・記録する。 60-0370は1976年退役、60-0369は1978年にシャヌートAFBで地上教材機GNC-135Aとなり、60-0371はライトパターソンAFBの4950TWでテストシップとして使われた後の1994年に退役した。 NKC-135C ルッキング・グラス作戦終了にともない、EC-135C(63-8050)は1996年にエドワーズAFB 412TWに配備され、ABL(空中発射レーザー)関係の実験機NKC-135Cとなった。 NKC-135E NKC-135AのエンジンをJ57からTF33に換装したモデルで、55-3129、55-3132、55-3135の3機があり、55-3129はEC-135Pに改造され、他の2機は2003年現在412TWで使用されている。 EC-135E 8機作られたEC-135N ARIAのうち4機(60-0374、61-0326、61-0329、61-0330)のエンジンをJ57からTF33に換装したモデルで、機種はN型と同じくボブノーズとなっている。 クルーズミサイルのチェース機などとして使用された後の1996年までに全機退役した。 空中指揮機、無線中継機へ 試験機などへ トップへ 135シリーズ目次へ アメリカ空軍目次へ |