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エアポート出撃ダイアリー #0584 2009年1月27日(火) 羽田空港(出勤前出撃)

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■行程
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07150羽田空港  0730;機材撤収

 0450    起床
 0535    出撃
 0710〜0730 VIPスポット周辺と第三駐車場の屋上
 0845    出社後そのまま通常勤務


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■コンディション
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天候;はれ
0700 視程;20km、気温;4℃、風速;3kt(1.5m/s)、風向;270(西)
使用滑走路;0710〜0730 RW34R/L


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■収穫
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ブルガリア要人特別機 Tu-154M LZ-BTZ スポットV1に駐機中

 ※ブルガリア要人(ゲオルギ パルヴァノフ大統領)の特別機として飛来し、
  日程は2009年1月25日(日)〜29日(木)となっている。


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■ブルガリア共和国(Republic of Bulgaria)の基本データ
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○面積;11.09万平方キロメートル
○人口;730万人
○首都;ソフィア

○民族;ブルガリア人(約80%)、トルコ系(9.7%)、ロマ等(3.4%)
○言語;ブルガリア語

○軍事力
 国防予算;約658百万ユーロ
 兵役:なし

○主要産業;農業(穀物・酪農)、工業(化学・石油化学、食品加工)

○GDP      ;288.98億ユーロ
○一人当たりのGDP;3,773ユーロ

○総貿易額
 輸出;134.74億ユーロ
 輸入;208.31億ユーロ

○貿易品目
 輸出;衣服、靴、鋳鉄類、非鉄金属、機械類、石油製品
 輸入;繊維、原油・天然ガス、機械類、運送設備、プラスチック・ゴム

○貿易相手国
 輸出;イタリア、ドイツ、ギリシャ、トルコ
 輸入;ロシア、ドイツ、イタリア、トルコ

○通貨;レフ(複数形はレヴァ)
○為替レート;固定相場制で1ユーロ=1.95583レヴァ

○在ブルガリア邦人;183名
○在日ブルガリア人;428名


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■今朝の51番スポット状況
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今朝の51番スポットの使用状況は以下の通り

スカイネットアジア 71便(定刻;0835、目的地;鹿児島)
全日空      3771便(定刻;0835、目的地;鹿児島)  ※共同運航便


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■出撃後記
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本日の獲物はブルガリアの要人特別機

この機体の飛来日は、実は日曜日だったので到着シーンを狙えば撮影できた。
実際、到着時刻も知っていたので、羽田空港に行きさえすれば難なく撮れたのだ
が・・・

先週末の土日は自宅に引き篭もってしまった。

で、自宅で何をしていたかと言うと
巨大本棚の設置作業に専念していた。

本棚の購入先はディノス
安い反面、組み立てはセルフサービスとなっている。

巨大本棚のサイズは、幅75センチ×高さ250センチで重量40kg超

この大きさになると、一人で組み立てるのは苦しい。
それでも、一人で組み立てる以外に選択肢は無いので
渾身の力を振り絞って格闘した。

そして、あちらコチラに散らばっていた飛行機関連雑誌
具体的にはAirlineとJWingsを番号順に並べて本棚に配置

各々、11年分持っているので約260冊になるが
本棚は巨大なだけに、悠々と収納できた。

まだまだ、スペース的には余裕はあるが
部屋を見渡せば、収納棚が見当たらない。

この巨大本棚は、一時的な荷物置き場としても重宝しそうなので
ついでに、もう一つ追加注文した。

これが、土曜日のお話
そして日曜日

要人特別機の飛来情報もあるので羽田空港に行きたい気持ちは山々であったが
外には冬将軍が居座り、体は筋肉痛。

そう、昨日 巨大本棚を組み立てるべく
重労働したツケである。

結局、出撃は見合わせ、ブルガリア特別機の撮影は今朝になってしまった。

結果は・・・ 散々

照明ポールが邪魔だし、51番スポットにはB737が鎮座し動く気配なし。

やっぱり、「無理してでも日曜日に足を運べばよかった。」と毎度の事ながら
の後


なお、本日の機体は
昔々、成田空港で出合ったのと同じ登録番号で塗装にも変更は無かった。

http://airport.world.coocan.jp/g_inspiron_019.html


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■エアポート雑記帳 ; 漏水物語(全十話) 第三話;漏水発覚
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目次とバックナンバー

第一話;序章   http://airport.world.coocan.jp/apd0545.html
第二話;出会い  http://airport.world.coocan.jp/apd0548.html
第三話;漏水発覚 今回配信
第四話;威力偵察 http://airport.world.coocan.jp/apd0585.html
第五話;警察沙汰 http://airport.world.coocan.jp/apd0586.html
第六話;攻撃開始 http://airport.world.coocan.jp/apd0707.html
第七話;保険鑑定 http://airport.world.coocan.jp/apd0708.html
第八話;器物損壊 http://airport.world.coocan.jp/apd0823.html
第九話;訴訟準備 http://airport.world.coocan.jp/apd0825.html
第十話;示談   http://airport.world.coocan.jp/apd0828.html

2008年3月1日 土曜日
穏やかに晴れ渡った週末であったが、空港には出撃せず自宅にいた。

理由は覚えていない。
たぶん、花粉症に苦しんでいたか、気持ちが弱っていた為に休んでいたのだと
思う。

自宅を留守にする事が日常的に多い事もあり、雑用が多々溜まっている。
掃除、洗濯、ゴミの分別 そして汚れた食器の山 等

偶の休みの日には、こいつらを片付けないと清潔な部屋は保てない。
恒例に従い、この日も不毛な家事に就いていた。

昼ごろ、食器の洗浄作業に取り掛かる。まあ、食器と言ってもジュース用のマ
グカップが殆どで、一般家庭のように皿や鍋の汚れ物は存在していない。

黙々とマグカップを洗ってゆく。
3月とは言え、水は冷たいので給湯器の温かい水を使って洗浄していた。

その時・・・ 目の前のタイルに、一筋の水流を発見。

何なんだ? これは?

寒い部屋で湯を使ったので、台所の上の方で結露した水が流れてきた?
いいえ! そんな筈は無い。

10分程度しか湯を使っていないのに、湯気が結露して流れてくるのは不自然。
実際、台所の上の方を確認しても結露なんかしていなかった。

どうも、括り付けの食器棚と壁の間から水が流れ出しているらしい。

さては! 直上の部屋で水を溢したな!
間取りは我が家と同じなので、台所の真上は台所。「直上の部屋での粗相が濃厚」
と勘ぐった。

しかしながら、前号でも述べた様に、直上の住人は美形家族。
流水量は微小(水路幅3mm程度)だったので、取りあえずは様子を見ることに
した。

外見だけで判断し、美しい人には寛大なのである。

翌日の日曜日。
台所の流水は止まり、何事も無かったかのように乾いていた。

ただし、水路の跡は微かに黄色身を帯びていた事を除けば・・・
この程度なら、「まっ、いいや。」

このまま、何事も無く話が終われば平和な世の中であったが、そうは問屋が卸さ
ない。

それから2日後、2008年3月4日 火曜日
夜、自宅に戻るとポストに1枚のメモが入っていた。

「上部階において漏水があったので、トイレ、浴室付近を確認して欲しい」との
事であった。

ピンと来た!
週末に発見した流水は、この関連だったんだな!

大急ぎで部屋の中を確認
脱衣室に大量(って程でもないけど)の流水を発見した。

5mm幅程度の流水が5本とトイレ前の天井から微かにポタポタ程度の雫あり。

メモには「漏水しているようであれば、連絡してください。」と書いてあったの
で深夜でも遠慮することなく、マンション理事長宅を訪れた。

何故か?理事長婦人も同伴してきたのが不快であったが、
早速、現場確認をしてもらう。

基本的にマンションの住人達とは面識が無いので、理事長とも初対面。
この理事長の対応が、先ず頭に来た。

態度が完全に「他人事」だった。

実際、他人事なので仕方ないのかもしれないが、「この程度ならタオルでも置い
ときナ」との第一声で
頭の中の何かがプチンと切れた。

「いやぁー。実は私の部屋も最上階なので、先日 雨漏りが有りましてねぇ。」と
か言い出したので
「何だ、お前。自分たちも酷い目に遭ったので、お前も同じ目に遭って当然って
こと!?」怒ってやった。

更に「大規模修繕したばかりなのに漏水するなんて、管理組合に瑕疵があるって
ことだろ!」

「壁のクロス全部張替えと、システムキッチンの交換を要求するからな。」

一方的に攻撃した。
気が付けば、理事長婦人が別の理事を連れて部屋に上がりこんでいた。

更に頭に来た。
後日談では有るが、この行為に対し書面を以って抗議した。

抗議書面は延々と長い。要約すると以下の通り。
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理事長以外の二人が部屋に上がりこんだ事実については、かなり不快に感じてお
り、住居侵入に相当するかについて判例を調査中です。調査結果と今後の対応次
第では、住居侵入罪として刑事告訴も選択肢として排除しません。
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刑法 第百三十条
正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦
船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった
者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。

この件に関しては、謝罪文らしきものが届いたので、その後は特に何もなし。

さて、肝心の漏水事案
犯人は直上の美形家族ではなく、更に上の階とのこと。

二つ上の階の給水配管の継ぎ手から洩れていたらしい。

この夜(2008年3月4日)の理事長の対応では、話にならないので
「それでは、漏水させた当人に文句言えば良いんだねっ。」っと理事長に告げた。

この問いかけに対し、理事長曰く「それは止めておいた方が良いですよ」
何となく、歯切れが悪かった。

漏水させて他家に被害を生じさせた場合には、普通 謝罪に来るものだが・・・
二つ上の階には、どんな馬鹿が住んでいるのか? 興味を持った。

これから、数日後
理事長の歯切れが悪かった理由が判明した。

二つ上の階(即ち、漏水事案の加害宅)にはコワモテの大男が住んでいたのだ。


第三話 完


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■出撃経費 ; 1,240円
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JR東日本(300円)、東京モノレール(940円)


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