スポッターズ的ひこうき写真館                                            蒸気機関車


機関車 D51 266

中津川遊歩道公園
岐阜県 中津川市 本町 3丁目
北緯35度29分45秒 東経137度29分59秒
2016年


展示されている車両は、昭和14年7月18日に川崎車輌株式会社で製造された。

高さ3,980mm、幅2,936mm、長さ19,730mm、重さ123t、最高速度85km/h、1280馬力の力があり「人間が創った機械の内で、最も生物に近い機械」といわれていた。

当初は東海道浜松機関区で昭和14年から6年間勤め、戦後は多治見機関区に4年間移り、昭和24年秋から中津川機関区に配属されて、貨物・勾配線客貨列車を牽引して走っていたが、昭和44年8月に南木曽駅〜十二兼駅間で台風7号の集中豪雨により濁流が押し寄せ、機関車は流木に乗り上げ千輪が一軸右側へ約70mm脱線するという事故に遭った。

昭和46年4月8日中津川〜塩尻間を往復したのが最後で同年4月23日に廃車になるまで、23年間に走った距離は246万3,532.1kmである。

「デゴイチ」と愛称されているD51型蒸気機関車は、国鉄技術の粋を結集して最も多く製造された花型機関車で、我が国輸送界の中心となり戦後の日本の復興を目指し、平和で明るく豊かな日本へと力強く引っ張り続け、そのスマートさと豪快な疾走ぶりは広く国民に親しまれてきた。

昭和46年5月20日、中津川市制20周年、学制実施100周年、鉄道開設100年、中津川〜名古屋間鉄道開通70周年の記念すべき年を迎えるにあたり、日本国有鉄道(現・JR東海)のご厚意により中津川市に貸与されたものである。


主要諸元
シリンダ 直径 500mm
行程 660mm
使用圧力 150kg/cm2
火格子面積 3.27m2
全伝熱面積 221.5m2
過熱伝熱面積 64.4m2
全蒸発伝熱面積 157.1m2
煙管蒸発伝熱面積 142.7m2
火室伝熱面積 12.7m2
アーチ管伝熱面積 1.7m2
ボイラ水容量 7.4m3
大煙管 直径 140mm
長さ 5,500mm
28本
小煙管 直径 57mm
長さ 5,500mm
90本
機関車重量 運転整備 76.80t
空車 68.50t
機関車動輪重量 運転整備 56.00t
炭水車重量 運転整備 46.20t
空車 18.20t
水タンク容量 20.0m3
燃料積載量 8.00t
弁装置の種類 ワルシャート式
製造年 昭和11年
動輪直径 1,400mm
先輪直径 860mm
従輪直径 860mm
炭水車輪直径 860mm
最大長 19,730mm
最大幅 2,936mm
最大高 980mm
最大動輪周馬力 1,280馬力
シリンダ引張力 17,100kg
最大速度 時速85km


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