展示されている機関車は、昭和10年に酒井工作所(現・酒井重工)で製造されたものである。 長らく長野営林局管内の王滝営林署にて木材を搬出する森林鉄道の機関車として活躍したが、昭和49年頃から尾張旭市の交通児童遊園にて展示され、平成8年には尾張旭市の城山公園児童遊園にて移設、保存展示されていた。 森林鉄道の復活に向けて活動する飛騨小坂観光協会・小坂町商工会に深い理解を示した尾張旭市により、平成20年12月18日に寄贈された。 この森林鉄道用の機関車は、国産内燃機関車としても、大変に古いもので、台枠のメーカー刻印「井カサ」も現存する同メーカー製造機関車として唯一のもので、大変に貴重な森林鉄道用機関車である。 |
主要諸元 |
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線路幅 | 762mm |
製造メーカー | 酒井工作所(現・酒井重工) |
メーカー形式 | A型 |
製造年 | 昭和10年 |
最終所属営林署 | 長野営林局 王滝営林署 |
管理番号(機関車番号) | No.33 |
局形式 | GB4(当初) |
エンジン | フタK428 |
自重 | 4.1トン |
廃車 | 昭和34年6月 |