展示されている弾丸は、旧日本海軍当時91式徹甲弾と称し戦艦大和、武蔵の主砲用として使用されたものである。 当時に於いては世界にその比を見ない最大のものであり、恐らく将来もかかる大きな弾丸は見ることができないであろう。 このように大きな弾丸を発射し得る砲あり、遠距離に飛ばす火薬あり、これを命中せしむる指揮装置あり、またこの弾丸自体に装甲板を貫く形状と材質があるわけで、この一発の弾丸に旧海軍が到達した用兵技術の極致が示されている。 大東亜戦争終了後、昭和22年6月倉橋島南方海面に投棄処分されたものを昭和32年3月海底より引き揚げられた。 |
主要緒元 |
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全長 | 1,950mm |
全重量 | 1,470kg |
装薬量 | 360kg |
炸薬量 | 34kg |
初速 | 780m/s |
最大射程 | 42,000m |
搭載艦 | 大和・武蔵 |
1st Service School |