コンテナ船「らいん丸」搭載 蒸気タービンエンジン(高圧タービン) 展示されているエンジンは、1971年に三菱重工業 神戸造船所で建設され、翌年1月20日からヨーロッパ航路に就航した大阪商船三井船舶のコンテナ船「ライン丸」(51,085トン)に搭載されていた船舶用蒸気タービンエンジンの高圧タービン部である。 タービン内部の仕組みが見えるように断面をカットして寄贈された。 蒸気タービンエンジンは、ボイラーで発生させた蒸気を羽根(ブレード)に吹き付けて回転体(ローター)を回転させ、これによって生じた回転力を推進器(プロペラスクリュー)に伝えて船を動かす。 この高圧タービンは、最初の勢いある蒸気を受け入れるところで、通過した蒸気は低圧タービンに導かれ、効率よく動力を推進器に伝える。 |
主要諸元 |
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形式 | 三菱ウエスティングハウス・マリーン・スチームタービンエンジン (三菱衝動式復水タービン;MS40) |
最大出力 | 40,000馬力×2基×135rpm |
長さ | 4m |
幅 | 約3m |
高さ | 約3m |
重量 | 約12トン |