スポッターズ的ひこうき写真館 軍用機
アメリカ海兵隊 AV-8B+ ハリアーII
海兵隊が装備する垂直・短距離離陸V/STOL攻撃機で、イギリスが開発したハリアー攻撃機の発展型AV-8Aをさらに強化したのがAV-8Bである。 主翼など複合材を多用し、機首にはミサイルや誘導爆弾をテレビ・レーザーで誘導する角度速度爆撃システムを装備しており正確な爆撃が可能である。 短距離・垂直離着陸(SVTOL)機能を有し、強襲揚陸艦からの運用が可能な攻撃機で、アメリカ軍では海兵隊だけが運用している。在来型のAV-8B、ナイトアタック型のAV-8B(NA)、レーダー搭載型のAV-8B Plus(ハリアーUプラス)が存在する。 在来型のAV-8Bは現在では運用されていない。 通常は岩国基地に約6ヶ月間のスケジュールでアメリカ本土(アリゾナ州MCASユマまたはノースカロライナ州MCASチェリーポイント)から1個飛行隊のデタッチメント(det/8機程度の分遣隊)が派遣されるが、在沖縄海兵隊・第31海兵遠征部隊(31MEU)の指揮下で活動するときは嘉手納基地に展関することが多い。 佐世保基地に配備されている強襲揚陸艦エセックスの艦上で運用する際は、CH-46EやCH-53Eなどのヘリコプター部隊とともに活動するため、HMM部隊(海兵中型ヘリコプター飛行隊)に編入される。 これまで岩国や嘉手納にはAV-8B(NA)とAV-8B Plusの機体が混成で派遺されることが多かったが、AV-8B Plusに改修される機体が増えているため、AV-8B(NA)の飛来は少なくなってきた。
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