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アメリカ空軍 B-2A スピリット


超長距離戦略爆撃機のB-2

1977年に開始された先進技術爆撃機計画(ATB)から生まれた全翼式のステルス戦略爆撃機である。

1989年7月17日に初飛行を行ったが、冷戦終結に伴い、生産は132機から大幅に削減され、試作機を含む21機で終わった。

この削減により1機当たりの単価は跳ね上がり、73億700万ドル(1997年度)と史上最も高価な航空機となった。

空気抵抗となる胴体や尾翼を持たない全翼機は、機体サイズに比べて容積率に優れ大きな搭載量を得ることができて長距離巡航に適している。

さらに外面の突起物が少なくRCS(レーダー断面積)を大幅に小さくできる。

通常の全翼機は尾翼がないために操縦が困難であるが、コンピューター制御によるフライバイワイヤで克服した。

当初の計画では132機のB-2を量産する計画であったが、冷戦の終結などにより21機しか生産されなかった。(1機あたりの価格は約2,500億円)初号機の初飛行は1989年7月

ミズーリ州ホワイトマン空軍基地の第509爆撃航空団に集中配備されている。
基本任務はステルス性と航続距離を活かし、敵戦略的要所を攻撃することである。

最大で兵装として2,000ポンド爆弾を16発搭載可能である。

1999年にはコソボ紛争で初の実戦参加をしている。


主要諸元
全幅 52.43m
全長 21.03m
全高 5.18m
主翼面積 477.5m2
重量 45,360kg
空虚重量 71,669kg
通常離陸重量 152,635kg
最大離陸重量 170,550kg
燃料容量 96,090L(機内)
巡航速度 Mach 0.8
実用上昇限度 15,240m
兵装類最大搭載量 18,144kg
戦闘行動半径 12,000km
(高空巡航)
乗員 2名


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USAF United States Air Force Northrop Grumman B-2A Spirit