スポッターズ的ひこうき写真館                                                鉄道


ナハネフ22 1007

福岡県 福岡市 東区
貝塚公園
北緯33度37分59秒 東経130度25分30秒

展示されている車両は、国鉄20系特急列車用客車の先頭車両である。

飛行機が一般的ではなかった高度経済成長期(昭和40年代頃)に、博多と東京を結ぶ寝台特急「あさかぜ」などに使用された。

寝台特急「あさかぜ」は、松本清張の小説「点と線」の中でも重要なシーンに登場することでも有名である。

ブルートレインという愛称が付くきっかけとなったこの列車は、当時、全車冷暖房完備で食堂車も連結し「走るホテル」とも呼ばれ、あこがれの列車でもあった。

晩年は、九州の門司と西鹿児島(現・鹿児島中央)を結ぶ寝台急行「かいもん」として活躍した。

なお、この先頭車両は、さいたま市の「鉄道博物館」に保存してある1両と合わせて2両が現存するのみである。

平和と幸福への願いが込められたかのような丸みを帯びた美しいデザインやカラーリングは、世代を超えて未だに多くの人々を魅了してる。


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