スポッターズ的ひこうき写真館 艦船
海上自衛隊 掃海艦 あわじ型
1970年代初頭、当時最大の仮想敵国であったソ連が水深2,000mまで敷設可能な機雷を開発した。
この当時新型の機雷は従来の掃海艇には処理が難しく、水上を航行する舟艇だけではなく、潜水艦にとっても大きな脅威となった。 この深々度機雷に対処するために掃海艇よりも大型の「やえやま型」掃海艦3隻を1990年から1994年にかけて建造した。 「あわじ型」掃海艦は「やえやま型」掃海艦の後継にあたる。 磁気反応機雷への感応を防ぐため「やえやま型」は船体に木材を使用していたのに対し、木造船建造技術者の減少や運用寿命の延長などを考慮し「あわじ型」は船体にFRPを使用している。 船体にFRPを用いたことにより、運用寿命は1.5倍の30年と見込まれている。 また、FRPは木材よりも軽量なこともあり「あわじ型」と「やえやま型」は同サイズにも拘らず、基準排水量は約30%軽くなっている。
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