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旧日本軍 特攻兵器「回天」


実物大模型
予科練平和記念館
茨城県 稲敷郡 阿見町 廻戸 5-1
北緯36度02分43秒 東経140度13分25秒

2016年

2023年
2024年

「回天」とは太平洋戦争末期に日本海軍が開発した人間魚雷であり、日本軍最初の特効専用兵器である。

「回天」は海軍保有の九三式酸素魚雷を人が乗って操縦できるように改造したもので、昭和19年11月から終戦まで、敵艦に体当たりを行う特攻作戦に使用された。

総生産数は420基

「二型」「四型」「十型」も開発されたが、「一型」以外は量産されることなく終戦を迎えた。

「回天」と名付けたのは呉の水雷学校校長だった大森仙太郎中将で、幕末期の軍艦「回天丸」に由来すると伝えられている。

予科練からは回天搭乗員全体の70%以上を占める約1,000名が着任しており、40名が戦没した。

訓練用の回天は、上部が白く塗装されていた。

展示されている回天はそれを再現したものである。


主要諸元
(回天一型)
全長 14.75m
直径 1.0m
全重量 8,300kg
速力/射程 30ノット/23km
12ノット/78km
安全潜行深度 80m
頭部炸薬量 1,550kg
乗員 1名
燃料 灯油、酸素


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IJA Imperial Japanese Army