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旭川電気軌道 モハ1001

東旭川農村環境改善センター
北海道 旭川市 東旭川 上兵村 544
北緯43度45分58秒 東経142度26分38秒

展示されている電車は、昭和48年3月に旭川市に寄贈された。

形式は、モハ1000形と呼ばれ長さは18mである。

昭和30年7月に日本車輌東京支店から旭川電気軌道株式会社が購入したものである。

それまでの電車は、出入口の扉は手動で運転台と客車はHポールで仕切られていただけであったが、自動扉を持ち独立した運転室を持つなど、当時の最新の装備で颯爽と旭川と東旭川の間を走っていた。

旭川市内と東旭川(旭山公園)を走ったのは、昭和5年のことであった。

東旭川か東川間を走るようになったのは、大正14年3月10日に、岩崎清一を発起人代表として、東川村有志15名が連署し4条21丁目を起点に、東川村西3号北1番地を終点とする13.75kmの電車敷設特許の出願を行い、同年11月30日に鉄道内務大臣より特許があり翌大正15年1月28日札幌市に於いて旭川電気鉄道株式会社(仮称)の設立総会を開き、資本金30万として同年2月4日に設立登記を完了した。

本社を札幌から旭川に移転し、旭川市4条21丁目において起工式を行い直ちに電気軌道敷設工事に着手、昭和2年1月15日に東川までの軌道を完成し営業を始めた。

こうして始まった郊外電車は、日本最北の電車として多くの人に利用され親しまれていたが、昭和47年12月31日にその役割を終えた。


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