帝都高速度交営団モハ500形電動客車は、丸ノ内線向けの車両として1957年(昭和32年)に製造され、以降234両が日本車輌、近畿車輌、東急車輌などの鉄道車両製造メーカー7社にて製造された。 モハ500形 685号車両は、1960年(昭和35年)12月に中の検車区に搬入され、翌年2月に営業運転を開始した。 1992年(平成4年)4月、31年間に2,988,569.6kmを走行し現役を引退した車両である。 同年7月 帝都高速度交通営団創立五十周年記念車両として豊昭学園に寄贈されたものである。 |
主要緒元 |
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定員 | 座席 | 54人 |
立席 | 70人 | |
自重 | 34.5t | |
台車形式 | FS-309 | |
電気方式 | 直流600V第三軌条式 | |
容量 | 1時間定格出力 | 300kW |
1時間定格速度 | 25.9km/h | |
電動機形式 | MB-1447-B | |
電動機個数 | 4 | |
駆動方式 | 平行カルタン | |
制御方式 | 応荷重自動加減速度制御 | |
制御装置 | ABFM形、電突カム軸 | |
ブレーキ装置 | SMEEブレーキ装置 | |
製造会社 | 近畿車輛株式会社 |