主要諸元 |
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全幅 | 14.36m |
全長 | 10.19m |
全高 | 3.09m |
自重 | 2,390kg |
全備重量 | 3,650kg |
最大速度 | 382km/h |
巡航速度 | 287km/h |
航続距離 | 1,472km |
固定武装 | 7.7mm機銃×3 |
爆弾搭載量 | 250kg爆弾×1 または 30〜60kg爆弾×2 |
乗員 | 2名 |
エンジン | 金星四四型 |
初飛行 | 1937年末 |
日本海軍最初の全金属製単葉形態の艦上爆撃機として、昭和15(1940)年に支那事変下の中国大陸で実戦デビューし、空母機動部隊には翌16(1941)年に入って配備が本格化した。 固定式主脚の古めかしい外観だか、性能的には米海軍のライバルSBDドーントレスに桔抗した。 「隼鷹」「飛鷹」の就役当初から昭和19(1944)年2月まで、艦爆隊の装備機は九九式艦爆12機または18機の搭載定数で推移した。 昭和17(1942)年末までは一一型[D3A1]、翌18(1943)年に入ってからは高出カエンジンに換装した二二型[D3A2]が配備された。 しかし、ソロモン諸島をめぐる攻防戦においては、陸上基地に派遣されて戦った空母搭載機の損害も少なくなく、とりわけ九九式艦爆は性能的な旧式化による被撃墜率の高さが目立った。 昭和19(1944)年6月のマリアナ沖海戦では、六五二空の第二次攻撃隊として計27機が出撃したが、グラマンF6Fの迎撃に遭い、20機が撃墜されて壊滅。 これを最後に九九式艦爆の空母上での運用も終焉した。 |