主要諸元 |
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全幅 | 15.52m |
全長 | 10.30m |
全高 | 3.70m |
自重 | 2,279kg |
全備重量 | 3,800kg |
最大速度 | 378km/h |
航続距離 | 2,280km |
実用上昇限度 | 7,640m |
武装 | 7.7mm機銃×1 |
最大爆弾搭載量 | 800kg魚雷 または 250kg爆弾×2 または 30〜60kg爆弾×6 |
乗員 | 3名 |
エンジン | 中島「栄」一一型空冷星型複列14気筒×1 |
初飛行 | 昭和12年1月18日 |
零戦、九九式艦爆とともに太平洋戦争緒戦期に活躍、とりわけ開戦劈頭の真珠湾攻撃における大戦果の立役者として全世界に衝撃を与えた。 しかし、開発時期が古く、旧式化するのも早かった。 「隼鷹」「飛鷹」が就役した昭和17(1942)年には、すでにそれまでの戦訓によって各空母搭載定数に占める艦攻隊の比率が小さくなっており、同年8月以降の両空母はそれぞれ9機ずつしか九七式艦攻を搭載していなかった。 ちなみに、太平洋戦争期の各空母に搭載された九七式艦攻は、その多くが昭和14(1939)年12月に制式兵器採用された三号型(のちに一二型と改称)[B5N2]で、発動機は零戦のそれと同系の「栄」一一型(970hp)であった。 昭和19(1944)年3月、六五二空が編成された当初は訓練用に一定数が配備されたようだが、同年6月のマリアナ沖海戦時は、すべて後継機の「天山」に更新されていた。 なお、三航戦に隷属する六五三空では、索敵機として用いるため少数の九七式艦攻を搭載しマリアナ沖海戦に臨んでいる。 |