兵舎・弾薬室 | 2014年 |
第4砲台跡の地下倉庫(掩蔽壕)はレンガとコンクリートと石でアーチ状に築かれ、南北に長い部屋の造りとなっている。 部屋は全部で7室ある。 東西両端の部屋は、南側出入り口から中ほどで行き止まり、天井には上部砲座へと抜ける穴がある。 このことから、この部屋は弾薬庫と考えられ、穴は砲弾などを送る揚弾筒と思われる。 他の5室は南北の出入り口に連なった大部屋で、うち2室はレンガ壁で区切られ、残りの3室は区切りがない大きな空間をもつ部屋となっている。 中には井戸やカマドなどがあり、ここに身を潜め食事や休息を取っていたと思われる。 水は、地下施設の利点を活かし周囲から集水し貯蔵庫に溜めていたと考えられている。 |