旧日本軍 戦跡 火の山公園
戦跡 第４堡塁砲台
2014.06.02 火の山公園（山口県 下関市）
北緯33度58分25秒 東経130度57分35秒
| 第４砲台は、火の山砲台の第１から第３砲台と造りが異なり、第４砲台だけ独立した造りとなっている。 これは、海峡を守る役割を持つ第１から第３砲台とは別に、当初の設計を変更して、内陸に存在する下関要塞本部を守る役割を追加したことによるものである。 このような第４砲台の形は「堡塁砲台」と呼ばれる。 中心にはコンクリートとレンガと石で築かれた地下倉庫（掩蔽壕）があり、その上をさらに土で大きく覆い山のような形に整え、中央に観測所と司令室、両脇に２８センチ榴弾砲を２門置いた。 この大きな構造物の周りには、岩盤の上に石とレンガで積み上げた壁（堡塁）が取り囲んでいた。 堡塁の東側には海峡に向けて大砲を据え付けた砲座が築かれ、堡塁の北側には内陸部に向けた大砲を据え付けた砲座が築かれた。 堡塁部分には、１２センチカノン砲と１５センチ臼砲がそれぞれ４門あったとされている。 明治時代に築かれた第４砲台は、昭和に入り上空に向けた大砲（高射砲）を据え付けるために一部を新しく作り直した。 |
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