スポッターズ的ひこうき写真館                                               飛行機


航空自衛隊 F-35Aが青森県東方の太平洋上に墜落

2019年4月9日 三沢基地を離陸して訓練を行っていた航空自衛隊 第302飛行隊所属のF-35Aが19時27分ごろ青森県東方の太平洋上(三沢基地の東約135kmの地点)でレーダーから消失し通信も途絶えた。

F-35は緊急脱出の際、自動的に救難信号を発信する装置を備えているが、防衛省は救難信号は受信できていないと発表した。

航空自衛隊の捜索・救助部隊、海上自衛隊の捜索部隊などが現場に急行し、複数の浮遊物を回収した。

これらの浮遊物がF-35Aの部品であることが確認され、当該機は洋上に墜落したものと考えられている。

後の調査により、事故の直前に正常な交信が確認されていること、機体異常に応じた機動、交信、脱出が行われていないことなどから、操縦者の低酸素状態や重力に起因する意識消失(G-LOC)、機体の異常などが事故の原因になった可能性は低いとされている。

事故の要因は操縦者が平衡感覚を失う「空間識失調」に陥り、それを自覚していなかった可能性が高いと推定されている。

事故機の同型機(事故機は78-8705)



トップへ  戻る