スポッターズ的ひこうき写真館                                              ロケット


ラムダロケット用ランチャ L-4S-5

上野国立科学博物館
東京都 台東区 上野公園 13-9
北緯35度42分56秒 東経139度46分39秒
2011年
2016年

1970年2月11日、鹿児島県の東京大学宇宙空間観測所から、世界最小の人工衛星を積んだラムダ4S型5号機が、展示されているラムダ用ランチャにより、「無誘導打ち上げ方式(重力ターン方式)」で打ち上げられた。

1966年の1号機から4度の失敗を乗り越え、人工衛星の投入に成功した。

人工衛星は、打ち上げ場所となった大隅半島に因み「おおすみ」と名付けられた。

この人工衛星は33年間飛び続けた後、2003年8月2日、北アフリカ上空で大気圏に再突入し消滅した。

日本は1955年4月のペンシルロケット発射実験から、わずか15年でソ連(当時)、アメリカ、フランスにつぎ、世界で4番目に人工衛星の打ち上げに成功した。

展示されているランチャは、昭和49年まで一連のラムダロケットに実験に使用された後、上野国立科学博物館に移管された。


主要緒元

ランチャ


ラムダ4S型ロケット5号機
重量 47t 全長 16.527m
ブーム 19m 直径 0.735m
発射角度 約64℃ 総重量 9.399t


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