昭和児童公園 岐阜県 高山市 昭和町 2-1-21 北緯36度08分37秒 東経137度14分59秒 |
展示されている雪かき車は、昭和9年に国鉄浜松工場で製造され、当時の最新鋭ラッセル車として直ちに高山客貨車区に配属された。 以後、40余年間、飛騨小坂-高山-笹津間の豪雪地帯で活躍し、地域住民の足はもとより、産業文化の発展に多大な貢献をした。 総走行距離は72,000kmであった。 〇雪かき車の構造 雪かき車後部に機関車を連結し、機関車で押して除雪する方法で、フランジャー(前鋤)は、レール上面から約30mm程度まで下降して線路のの雪を取り除く役目をする。 ウイング(翼)は、16cm程下降すると共に翼を両側に1mぐらいづつ広げて線路の雪を押し分ける。 フランジャー、ウイングとも機関車から送られてくる圧力空気(5kg/cm2)を屋根上タンクに貯めて、この圧力空気をそれぞれのシリンダーに送って開閉・上下動をさせる構造になっている。 |
略歴 |
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形式 | ラッセル式100号形雪かき車 |
製造 | 昭和9年12月8日 |
製造所 | 国鉄浜松工場 |
配属貨車区 | 高山客貨車区 |
廃車 | 昭和55年9月4日 |
運転線区 | 高山本線 飛騨小坂-笹津間 |
総走行距離 | 72,000km |