主要緒元 |
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高さ | 空中線部38m |
重量 | 約2,000t |
探知距離 | 未発表 |
J/FPS-5は国産初の3次元レーダーで、ステルス性の高い航空機や低高度の巡航ミサイル、高速の弾道ミサイル探知・追跡が行える。 アクティブ・フェイズドアレイ・レーダーの空中線処理装置・信号処理装置・表示制御装置などで構成されている。 特徴的なのが空中線処理装置で、従来の球体レドームではなく、巨大な建物の側面に半球状のレドームが3面付いている。 1面は直径約18m、残りの2面は直径約12m、大きい方が主警戒面で航空機や弾道弾ミサイルを探知する。 建物は左右どちらにも回転でき、脅威度の高い方向に警戒面を向けることができる。 1周するのに約12分かかるが、約2,000tという護衛艦並みの建物が静かに回転するのは圧巻 レドームの形状が特撮映画のガメラの甲羅に似ていることから「ガメラ・レーダー」とも呼ばれており、警戒隊のパッチにガメラをデザインしている部隊もある。 2009年に下甑島分屯基地に初号機が設置され(千葉県旭市にあるものは技術研究本部の試作品)、2012年までに4箇所(下甑島、大湊、佐渡、与座岳)に配備された。 |
JASDF | Japan Air Self Defense Force |