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日本航空 B777-200ERがテイルコンタクト

2012年3月31日 午後4時10分頃、羽田空港で日本航空の上海発羽田行き82便、ボーイング777-200ERが機体尾部を滑走路に接触させた。

乗員乗客308名は無事だったが、機体の損傷が大きかったことを受けて、運安全委員会は航空事故に認定した。

事故機が遭遇した気象状況がどのようなものなのかは不明だが、強い突風や風向風速の急激な変化が生じていた可能性もある。

B777-200には胴体保護用のストライクブレードが装着されているのと、尾部に装着した電線が接触で外れてしまうことでコクピットのディスプレイにメッセージを表示するシステムがあるが、尾部接触を回避・軽減するテイルストライクプロテクションや、万が一接触させても損傷が軽減されるテイルスキッドは装備されていない。

当該機は羽田空港のRWY34Lに着陸することを断念し、着陸復行(ゴーアラウンド)を試みたところ尾部を接触させた。

機体尾部の擦過痕は幅50-60センチ、長さ6-7メートルに及んだ。

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事故機(JA701J)


JA701J  B777-246/ER
2008.08.03  成田国際空港にて撮影


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