スポッターズ的ひこうき写真館                                         軍用ヘリコプター


アメリカ海兵隊 VH-3D シーキング

VH-3D

VH-3Dは、大統領専用ヘリコプター「マリーン・ワン」として1976年から海兵隊が導入した。

アメリカ本土以外ではVH-60Nが使われるが、VH-3Dは現在もアメリカ国内で大統領が移動する際に頻繁に使われている。

保有数は11機で、ホワイトハウス前に着陸して大統領が降りてくるシーンは、決まってVH-3Dである。VH-60Nよりも機内が広く快適だからだと思われる。

しかし、VH-3Dの旧式化は拒めず、後継ヘリコプターとしてアメリカ政府はVH-71(ヨーロッパが開発したEH101大型汎用ヘリコプターで別名US101)の導入を一旦決定した。

しかし、オバマ政権の誕生によってその計画は現在白紙に戻されたことから、後継機の選定は混沌としている。

なお、VH-3Dを運用するHMX-1(Marine Helicopter Squadron One/第1海兵ヘリコプター飛行隊)はバージニア州MCAFクワンティコに本隊を置いているが、常時使用する機体はワシントンDC内のNSFアナコステイアに配備されている。

在日の海兵隊には配備されていないので、日本で目にするチャンスは稀である。


主要諸元
全長 21.9m
胴体全長 16.5m
全高 5.1m
ローター直径 18.91m
自重 6,895kg
最大離陸重量 9,752kg
乗員 4名


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