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海上自衛隊 護衛艦 あきづき型
「あきづき」型汎用護衛艦(DD)は中期防衛力整備計画(2005〜2010年)で導入された最新鋭の護衛艦である。 1番艦「あきづき」は2007年度予算で承認され、2009年起工、2010年に進水、2012年3月に就役する予定となっている。 基準排水量は「たかなみ」型より約350トン大きい5,000トンとなり、過去最大のDDとなる。 全体デザインは艦橋やマストなどステルス性が考慮されているものの、昨今の軍艦建造技術で潮流となっている上部構造物一帯をシールドで覆うようなデザインは採用せず、「たかなみ」型に近いデザインとなっている。 既存のDDに比べC4I機能をさらに強化していることが特徴で、「あきづき」型から搭載されるOYQ-11戦術情報処理装置は、武器やセンサー類の情報を分散処理し、ネットワークで一元化している。 艦橋と後部の上部構造物にはFCS-3A多機能レーダーが備わり、探知した目標をFCS-3Aの射撃管制システムの誘導によりESSM対空ミサイルで迎撃できる。 個艦防衛よりさらに広いエリアをカバーする僚艦防空も可能となり、僚艦に向けて飛翔するミサイルを迎撃することもできる。 2012年からの3年間で4隻を配備する予定で、「こんごう」型を旗艦とする第5から第8護衛隊に配属される。
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