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雪上車



SM50S型雪上車  522
2023.03.04  名古屋市科学館

愛知県 名古屋市 中区 栄 2-17-1
北緯35度09分54秒 東経136度54分00秒

自衛隊の78式雪上車をベースに、日本の南極観測のために作られた雪上車である。

SM50S型雪上車は1976年に登場し、全部で22台が南極に持ち込まれ、大陸上の移動などに使用された。

長ければ1ヵ月以上もの移動中、隊員たちは雪上車の中で生活した。

このため、雪上車後部では、食事を作ったり寝泊まりすることができるようになっている。

展示されている522号車はSM50S型雪上車の22台目で、1989年から2012年までの20年以上にわたり、実際に南極で活躍してた。


522号車略歴
1989年 31次隊 初めて南極へ。あすか基地に搬入
1991年 32次隊 あすか基地の閉鎖に伴い、昭和基地まで自走して移動
2002年 43次隊 日本へ持ち帰り、オーバーホールするとともに、
ドームふじでも使用できるように寒冷地仕様に改造
2003年 45次隊 再び南極へ
2012年 53次隊 最終稼働
以後、日本への持ち帰りを待つ
2016年 57次隊 日本へ持ち帰り
名古屋市科学館へ


主要諸元
全長 5,310mm
2,850mm
高さ 2,870mm
最高速度 40km/h
超堤能力
(段差を越えられる能力)
0.55m
超壕能力
(溝を渡る能力)
2.0m
渡渉能力
(無図に使って動ける能力)
0.8m
登板能力
(登れる坂道の斜度)
30°
最小回転半径 7.6m
エンジン 9,971cc
燃料タンク 150L
動力伝達装置 機械式マニュアルミッション


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