スポッターズ的ひこうき写真館                                                 錨


掃海母艦 はやせ 主錨

金刀比羅宮
香川県 仲多度郡 琴平町 字川西 892-1
北緯34度11分05秒 東経133度48分52秒
2023年

掃海母艦「はやせ」は、昭和46年11月6日に東京の石川島播磨重工で竣工した。

第一掃海隊群に所属し、呉を母港として掃海部隊の旗艦となった。

海上自衛隊の演習、機雷戦訓練、掃海特別訓練への参加は元より、爆発性危険物の処分、北海道南西沖地震や阪神淡路大震災の災害派遣など多様な任務に即応し輝かしい成果を挙げた。

特に湾岸戦争後、平成3年4月には国内外の要望に応えて自衛隊創設以来初めての国際貢献となるペルシャ湾掃海派遣部隊の旗艦となり掃海艇「ひこしま」「ゆりしま」「あわしま」「さくしま」、補給艦「ときわ」と共に熱暑に耐え砂塵にまみれながら99日間に及ぶ掃海作業に従事し、被災国の復興に寄与した。

その業績は海上自衛隊の名声を世界に知らしめ、以後、日本の国際平和維持活動の魁となった。

平成14年12月11日に除籍された。

31年有余に亘る勇姿を偲び、その業績を称えるとともに業績を末永く後世に伝え、国際平和と海上交通の安全を祈念する象徴として主錨が奉納された。


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