○宮島の大杓子 この大杓子は、宮島町が伝統工芸である宮島細工を後世に遺すとともに、杓子発祥の地である宮島のシンボルとして製作した世界一の大杓子で、平成8年12月の厳島神社、世界遺産登録を機に展示された。 ○宮島杓子の由来 江戸時代の寛政年間(1789〜1800年)に宮島の「時寺」に誓真という僧がおられ、ある夜 弁財天の夢を見 その手にされた琵琶の形の美しさを杓子にうつし それを作ることを島の人に教えたことが始まりといわれている。 その後、技法の巧妙さ、形の優雅さ、更に使い易さで日本全国に宣伝され「宮島杓子」として広まった。 現在では、実用品としてだけではなく、「めし取る」 「すくいとる」ことから幸運福運勝運をすくい取る祈願杓子としても縁起の良い物とされている。 |
主要緒元 |
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大きさ | 長さ | 7.7m |
最大幅 | 2.7m | |
重さ | 2.5トン | |
材質 | ケヤキ 樹齢270年 |
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製作期間 | 昭和55年5月〜昭和58年3月 (2年10ヶ月間) |
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製作者 | 宮島細工協同組合 (延べ300人) |