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海上保安庁 Bell412が瀬戸内海に墜落


2010年8月18日午後3時すぎ、香川県多度津町沖の瀬戸内海で、5人が乗った海上保安庁のヘリコプターが、島と島を結ぶ送電線に接触して海に墜落した。

現場付近の海域から5人が見つかり死亡が確認された。

墜落したヘリコプターは、海上保安庁の広島航空基地に所属する「ベル412EP型機」の「あきづる」で登録番号はJA6796

事故機は午後1時45分に広島航空基地を出発して、瀬戸内海の上空でおよそ2時間半のパトロールを行い、午後4時15分に広島空港に戻る予定だった。

気象庁によれば、現場周辺は午後3時には晴れていて風は弱く、視界も30キロと見通しは良かったとのことである。

事故機が接触したのは佐柳島と、島の東にある小島との間の海上を通っている送電線であり佐柳島のおよそ100世帯が停電した。

事故機は通常のパトロール任務以外に司法修士生向けのデモンストレーション飛行を行っていたことが判明し、当該事実を隠蔽していた海上保安庁の体質も問題となった。

事故機(JA6796)


JA6796  Bell412EP
2008.05.04  広島空港にて撮影


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