スポッターズ的ひこうき写真館                                               飛行機


航空自衛隊 F-2主脚収納事故2件

航空自衛隊のF-2戦闘機がエンジンを始動した際に、突然主脚が収納される事故が2件連続した。

1件目は2010年4月26日、点検のため岐阜基地でF-2のエンジンを始動した際、左主脚(車輪)が突然収納される事故が起きた。

2件目は2010年4月27日、青森県三沢基地でも、緊急発進に備えたアラート待機のF-2を点検中、エンジンを始動させた際に主脚が収納される事故が発生した。

通常、主脚は操縦席にある専用レバーで操作するが、機体が地上にある状態では作動しない仕組みになっている。

この事故を受けて、航空自衛隊では2010年6月28日までに、三沢基地、松島基地、岐阜基地、築城基地の4基地に配備されているF-2全機(約80機)を使用停止として順次点検作業を行い、2010年5月上旬には稼動を開始した。

なお、この事案における人的被害は生じなかった。

同型機(事故機の機番は不明)


53-8533  F-2A
2008.12.14  那覇基地にて撮影


トップへ  戻る