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陸上自衛隊 T-34 JG-0508

T-34メンター

JG-0508
2002年

2010年
2013年

2019年

初期の自衛隊で活躍していた初級練習機で、原型機は1948年12月に初飛行した。

構造は従来の練習機に比べて高級で、前輪式引込脚や定速プロペラをそなえた全金属製低翼単葉機である。

操縦しやすく軽快かつ頑丈な機体は、荒い操作をする訓練生にうってつけであった。

計器飛行に必要な装備も搭載しているため、初級の計器飛行訓練も可能であった。

自衛隊には、1954年に輸入された20機と、富士重工業(株)によってライセンス生産された126機の計146機が導入され、当時不足していたパイロットの教育に大活躍した。

また、ライセンス生産を通して学んだアメリカ式生産技術の手法は、戦後の航空再建の原点となった。


主要諸元
制作 ビーチクラフト社
用途 練習機
翼幅 10.00m
全長 7.89m
全高 2.92m
自重 1,006kg
全備重量 1,352kg
最大速度 304km/h
巡航速度 278km/h
航続距離 1,185km
実用上昇限度 6,100m
乗員 2名


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JGSDF Japan Ground Self Defense Force JG-0508 Beechcraft T-34 Mentor