スポッターズ的ひこうき写真館 飛行機
陸上自衛隊 T-34 JG-0508
初期の自衛隊で活躍していた初級練習機で、原型機は1948年12月に初飛行した。
構造は従来の練習機に比べて高級で、前輪式引込脚や定速プロペラをそなえた全金属製低翼単葉機である。 操縦しやすく軽快かつ頑丈な機体は、荒い操作をする訓練生にうってつけであった。 計器飛行に必要な装備も搭載しているため、初級の計器飛行訓練も可能であった。 自衛隊には、1954年に輸入された20機と、富士重工業(株)によってライセンス生産された126機の計146機が導入され、当時不足していたパイロットの教育に大活躍した。 また、ライセンス生産を通して学んだアメリカ式生産技術の手法は、戦後の航空再建の原点となった。
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