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陸上自衛隊 H-19 JG-0001

シコルスキーH-19

JG-0001
2002年
2010年
2019年

陸海空3自衛隊で採用された最初のヘリコプターである。

世界で初めてシングルローターヘリコプターの飛行を成功させた「ヘリコプターの父」、イゴール・シコルスキーが製作した中型実用ヘリコプター。

1949年に原型機が初飛行し、本格的な実用多用途ヘリコプターとして15年間に1,281機製作されて、軍用、民間用として世界中で活躍した。

日本では三菱重工業(株)によってライセンス生産され、運送用、航空・海上救難用として自衛隊等に63機導入された。

陸上自衛隊での運用数は31機で、運用期間は1954年から1976年

これにより、ヘリコプターによる災害派遣、離島・僻地からの緊急患者輸送などが本格化することになった。

また、全日空などが民間機として旅客・貨物輸送用に使用するなど、初期のヘリコプターとしては最も成功した機種となった。


主要諸元
制作 シコルスキー社
用途 輸送用ヘリコプター
回転翼直径 16.16m
胴体全長 12.60m
全高 4.07m
自重 2,245kg
全備重量 3,266kg
最大速度 163km/h
巡航速度 137km/h
航続距離 652km
実用上昇限度 3,218m
乗員 2名
乗客 8〜10名


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