スポッターズ的ひこうき写真館                                               飛行機


陸上自衛隊 L-21 JG-2032

パイパー L-21

JG-2032
2002年

2010年
2013年
2019年


1930年から改良を重ねながら生産されていた実用軽飛行機の傑作、"スーパーカブ"を軍用化して誕生した連絡機で、1951年に初飛行した。

木製羽布張りの主翼と、鋼管溶接羽布張りの胴体をもつシンプルな機体ながら、操縦安定性にすぐれ、取扱いや整備も容易であった。

1953年に日本に保安隊航空が創設されると同時に、アメリカから62機供与され、おもにパイロット養成のための基本操縦訓練機として使用された。

また狭い飛行場でも容易に離着陸できるため、連絡機としても活用された。
1965年には19機が日本赤十字社に払い下げられ、血液の緊急輸送などの赤十字活動で活躍した。


主要諸元
制作 パイパー航空機会社
用途 練習機
翼幅 10.73m
全長 6.86m
自重 384kg
全備重量 680kg
最大速度 153km/h
巡航速度 139km/h
航続距離 800〜920km
実用上昇限度 5,330m
乗員 2名


トップへ  陸上自衛隊 L-21へ  博物館展示品へ


JGSDF Japan Ground Self Defense Force JG-2032 Piper L-21