この車両は、第２次世界大戦中に旧陸軍で使用され、中国、マレー、タイ及びビルマ等の各戦場において鉄道の保守、警備に活躍した。鉄輪とタイヤの両方を備えた道路も走ることができる鉄道牽引車で、バイモーダルと呼ばれる車両である。

大陸の各種軌道に対応できるよう軌道幅が３段階に変更可能である。操縦席にはハンドルやシフトレバーが付いており、鉄道牽引車ではあるが構造上はむしろ自動車に近い。

鉄道牽引車は軍事上の機密だったこともあり、今ではほとんどその資料は残っていない。
交通博物館によると、この展示車輌は現存唯一の１００式鉄道牽引車である。

100式鉄道牽引車	2001年	朝霞
	2010年	朝霞	朝霞	２０１０年春には撤去されてしまった。