プサン近郊に墜落
2002年4月15日午前11時45分頃(日本との時差はなし)、プサン近郊の金海(キメ)国際空港近くの山中に、北京発プサン行きの中国国際航空129便が墜落した。(B767-2J6ER、登録記号はB-2552)
搭乗していた乗客155人(乗客の国籍は韓国135人、中国19人、ウズベキスタン1人)、乗員11人(乗員は全員が中国人)の計166人のうち、38名ほどが生存しており、そのうち呉機長を始め乗員3人も含まれていた。
事故が起きた当日の天気は、地上視界3.2km、雲が地上300mの付近に垂れ込めており、南北方向の滑走路に対して南風だったため、管制塔は着陸許可を出す際に、旋回して北側から着陸するように指示したという。
事故機は、有視界飛行で北方に向かって旋回し始めたが、通常であれば滑走路の北2.7kmで旋回するところを北に行き過ぎ、約4.6qにあるトッテ山(標高約380m)の中腹に墜落した。
金海国際空港の航空管制は韓国軍が担当しているが、気象条件の規定から当時、大型機の発着は許可しておらず、墜落しだB767クラスの中型機については規定ギリギリであった。
事故機と同型機(事故機はB-2552)
2001.06.30 関西国際空港にて撮影
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