スポッターズ的ひこうき写真館                                              軍用車輌


陸上自衛隊 野外手術システム


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主に師団・旅団の後方支援連隊・後方支援隊の衛生隊に配備されている。

外科手術に必要な設備をシェルターに4分割して(手術車、手術準備車、滅菌車、衛生補給車)73式大型トラックに搭載したものである。

この他に手術車以外は発電機トレーラー2両と水タンクトレラーを牽引して移動する。

また、手術車はシェルターの側面を左右に展開して室内を約2倍の広さに拡張できるようにもなっている。

開頭手術などの極めて高度の手術に対応できる設備を有しているが、法整備が伴っていないことから実際に高度手術を行うことは出来ない。(縫合など、完全滅菌を必須としない手術は可能)

現行の状態は宝の持ち腐れでしかないので、法整備を進めて欲しい。


主要諸元
重量 各車3.5t
手術能力 開胸、開腹、開頭術など救命のための初期外科手術が可能で1日10〜15人に処置できる。
手術要員 手術者(執刀医)、手術助手、麻酔係、器械係の4名
手術準備要員 X線係、臨検係、準備係の3名を基準



手術車

手術準備車
機能 手術および応急治療の実施 手術および応急治療に必要な臨床検査などの
実施と器材の一時保管
搭載器材 手術台
X線装置
電気メス
手術用無影灯
麻酔ユニット
術中患者監視装置
電解質分析装置
自動血球計数装置
自動現像装置
手術器械セット
殺菌水手洗装置


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