スポッターズ的ひこうき写真館 軍用車輌
陸上自衛隊 坑道掘削装置 MRH-S100型ロードヘッダ 1991年から配備された。 坑道掘削装置とは地下に坑道(トンネル)を堀るための装置で、制作は三井三池製作所で炭鉱では有名な会社でもある。 横穴を利用した戦い方を指す坑道戦という言葉は昔からあり、古くは日露戦争で203高地を攻めるのに使われた戦法である。 掘削機の先端には地中を掘り進むためのドリルが付いている。 また、地中では換気の問題があるため、動力は外部電源からアンビリカル・ケーブルで供給される。 問題は演習場の確保で、やたらめったら穴を堀るわけにもいかないのが悩みの種であろう。 掘削機本体、トンネルが崩れないようにする支保工作装置、削り出した土砂などを運び出すズリ搬出装置、電力を供給する給電装置、地質調査器材、環境保全器材などから構成されている。 配備部隊は極めて限られているので、見学できるチャンスは意外に少ない。
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