陸上自衛隊 偵察用オートバイ
偵察用や連絡用として排気量250ccのオフロード用オートバイを師団および旅団の偵察隊などに配備している。 基本的な構造は市販車と同じだが、ステップ前方に取り付けられた頑丈なガードや車体後部に取り付けられた無線機搭載用ラックなど細部に相違点が多い。また塗装は車体全体が濃緑色となっている。 これを操る偵察隊員はいずれも腕利き揃いとあって、総合火力演習などでの展示走行でその華麗な技を見学できる。 偵察隊が装備するオートバイは歴代ホンダ車(SL250S、XL250S、XL250Rなど)が使われてきた。 現用にはホンダXLR250Rが多いが、一部はカワサキKLX250Rに更新されている。 なおオートバイを操る偵察隊員の任務は極めて過酷であり、モトクロスとトライアルを併せた様な繊細かつ大胆なマシンコントロールを要求される他、乗車したままの射撃が要求される。
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