スポッターズ的ひこうき写真館                                              軍用車輌


陸上自衛隊 92式地雷原処理車


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総火演

勝田

古河

北千歳


92式地雷原処理車は前線で部隊の障害となる地雷原を処理するための車輌で、車体の上にはロケットが2発入る四角い大きな発射機がある。

このロケットは、26個の爆薬が結び付けられたロープを引っ張り、地雷原の向こう側まで飛んでいく。

最後に地雷原の上に渡されたロープに結び付けられた爆薬を一気に爆破して、地雷もいっしょに吹き飛ばし、一発で幅約5m、長さ約500mの通路を開設できる。

こうして地雷原の中に安全な通路を一瞬にして作ることができる。

今までのやり方だと、施設科(工兵)隊員が最前線まで出て行って爆破作業を行なう必要があり、実戦では大きな犠牲を出さざるを得なかった。

それを銃弾から守られている車内から、ロケットを使って爆薬を設置できるようになったのは画期的といえる。

北海道の部隊に優先配備されており、関東の一部を除くと滅多に見ることはできない車輌である。


主な配備部隊

主要諸元
 第2施設大隊   (旭川駐屯地)

 第7施設大隊   (東千歳駐屯地)

 第6施設大隊   (神町駐屯地)

 第304施設大隊 (出雲駐屯地)

 教育支援施設隊  (滝ヶ原駐屯地)

 施設教導隊    (勝田駐屯地)
全備重量 25.0t
全長 7.630m
全幅 3.00m
全高 2.77m
最高速度 50km/h
乗員 2名
製造 日産自動車
推定価格 2億6,000万円

処理用ロケット弾
全長 5,000mm
重量 1.0t


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JGSDF Japan Ground Self Defense Force Type 92 Mine sweeping vehicle