スポッターズ的ひこうき写真館 軍用車輌
陸上自衛隊 87式砲側弾薬車
87式砲側弾薬車は、主に203mm自走榴弾砲の弾薬を運搬することを任務としている。 この車輌が登場するまでは、3.5tトラックで運搬した弾丸をすべて人カで砲の側まで運んでいた。 そして、トラックはタイヤで走るため、キャタピラで走る車輌よりも悪路に弱く、その機動についていけないこともあった。 しかし、この砲側弾薬車は1発で約90kgもある203mm榴弾砲の砲弾を50発積載して行動を共にすることが可能になった。 自走砲の機動にも充分に着いて行けるだけでなく、車体に取リ付けられた1tクレーンを使って、一度に10発の砲弾を吊り上げることができる。 車体後部左側に油圧式クレーンが取り付けられているのが特徴である。 |