スポッターズ的ひこうき写真館 軍用機
航空自衛隊 T-4 中等練習機 エンジンも機体も国産開発のジェット中等練習機で、初飛行は1985年7月29日 1981年4月防衛庁はT-33Aの代替機となるMT-X計画を発表し、9月に川崎設計案の採用が決定された。 4機発注された原型XT-4の1号機は1985年7月29日に初飛行に成功している。 練習機のほか連絡・支援任務用の他に多くの部隊にて運用され、現在のブルーインパルスもこの機体を使用している。 機体設計の特徴は、長期にわたって旧式化しないように最新の設計手法や装備が採用されていることで、損傷許容設計やスーパークリチカル翼型の採用、複合材の多用、リングレーザージャイロ姿勢方位基準装置、ディジタルデータバス、HUD、OBOGS(機上酸素発生装置)の搭載などである。 なおエンジンは小型軽量ターボファン石川島播磨製のF3-lHl-30(推カ1,660kg)2基を搭載している。 T-4量産型の引き渡しは1988年9月にスタートし、最初に浜松基地第1航空団に配備され、T-33Aに代わって基本操縦課程の学生教育を開始した。 続いて各飛行隊の要務・連絡飛行用の配備が進められ、1994年以降ブルーインパルス用に9機が引き渡された。 2003年3月6日に生産が終了し生産機数は212機である。(機番は5601〜5812)
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