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航空自衛隊 MU-2 探索・救難機

国産の探索・救難機

1967年に救難捜索機T-6テキサンの後継機として、機首にドップラーレーダー(自立航法装置)を搭載したMU-2Sが1987年までに29機配備された。

1〜16号機がMU-2Sで、17号機以降がMU-2Aとなっている。

基本的にはビジネス機MU-2Dを改修し、搭載機器も自衛隊仕様となったほか、救難用装具、胴体後部にバブル型の捜索窓、スライド用ドアなどが追加されているのが特長的である。

小型のビジネス機であったMU-2だが、キャビンには通信機器や各種マーカー、救難用具が整然と配置されている。

このため機体重量が300kg以上増加しているが、胴体部分が延長され重心が後方に移動したことなどから飛行性能的には問題がないと言われている。

2008年10月22日を以って全機退役した。(63-3228が新田原基地に着陸したのが、最終フライト)

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秋田救難隊、新潟救難隊、小牧救難隊、浜松救難隊、芦屋救難隊

73-3201

13-3209

13-3225

23-3226

33-3227

63-3228

63-3228

63-3228



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航空自衛隊50周年記念 新潟救難隊

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航空救難団で統一性のあるデザインになっているため、基調はV-107、U-125A、CH-47J、UH-60Jと同じ。

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航空救難団 創立50周年記念

63-3228
航空救難団の創立は1958年3月
航空救難団の創立50周年を記念して、機体に不死鳥(フェニックス)が描かれている。
キャッチフレーズは「未来へ羽ばたく希望の翼」
MU-2の他にU-125A、UH-60J、V-107、CH-47Jにも同様の不死鳥が描かれた。


主要諸元
全幅 11.95m
全長 10.69m
全高 3.94m
自重 2,960kg
最大離陸重量 4,500kg
最大速度 500km/h
実用上昇限度 5,600m
航続距離 1,750km
乗員 4名
推定価格 6億8,400万円


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JASDF Japan Air Self Defense Force Mitsubishi MU-2