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航空自衛隊 B747-47C 政府専用機

第701飛行隊(千歳)

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日本の政府専用機といえばこの機体を意味していたが、正確には航空自衛隊の所属機である。

総理大臣などの要人が外国訪問や国際会議に出席するときのために使用された。

型式はB747-47C

政府専用機の導入は1987年、当時の中曽根内閣により決定され2機が導入された。

1991年11月13日には機体が羽田空港に到着

当初は総理府(当時)所管として民間登録番号(JA8091、JA8092)で運航されていた。

1993年には千歳基地で特別航空輸送隊(第701飛行隊)が発足し、本格的な運用が始まり2機とも千歳基地に配備されていた。

政府専用機が首脳外交に初めて使われたのは、1993年4月に宮澤総理大臣が米国を訪問した時であった。

特別仕様の機内には、総理の「執務室」、「事務室」、「会議室」などがあり、記者団も同行して機内で記者会見が行われたりしている。

スタッフはすべて自衛官であり、総理などの機内サービスを担当する女性の客室乗務員も含め自衛官が務めている。

首相外遊の際には羽田空港へ展開する。通常2機ペアで運用されるのでお見逃しなく!

政府要人輸送のほか、緊急時における在外邦人の輸送や国際緊急援助活動、国連平和協力活動(PKO活動)などの際にも利用されることになっている。

2003年3月31日にはイラク難民への救援物資(テント160張)をヨルダン(クイーンアリア国際空港)まで輸送したほかに、2004年5月には北朝鮮拉致被害者の家族を輸送した。

機体の整備は日本航空が請け負っていたが、同社が2011年度を以ってB747型機が退役し、B747を保有する全日空も全機退役が予定されていることから、機体の維持管理が困難となるため、全機が退役した。


主要諸元
全長 70.70m
全幅 64.90m
全高 19.06m
乗員 3名
最大離陸重量 362,873kg
自重 181,000kg
航続距離 12,649km
最大速度 Mach 0.85
実用上昇限度 13,700m
配備部隊 特別輸送航空隊 第701飛行隊(千歳)


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JASDF Japan Air Self Defense Force Boeing 747-47C