陸自、空自、海自の三自衛隊の中で最も大型のヘリコプターである。 機雷除去の掃海ヘリコプターKV-107のリプレースとして1989年より配備をしている。 輸送型のCH-53をベースに開発され、メインローターを6枚から7枚のブレードに増やし、左右のスポンソンを2倍以上の大きさに変更した。 これにより、搭載燃料を大幅に積むことができるようになった。 後部扉は開閉式になり、曳航式の大型掃海具にあわせて曳航能力を増強。 テールマウントは左に傾け掃海具の曳航に邪魔にならないよう作られている。 機体の大型化に伴ない、電気系統、油圧系統、航法装置、自動飛行制御装置などを改善し、特に自動飛行制御装置はコンピュータ2台で構成され、ホバーモードヘの自動進入や自動曳航飛行を可能にした。 国内でのメンテナンスは三菱重工が担当している。 |
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主要諸元 |
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エンジン | GE T64-416 1×3 |
メインローター直径 | 24.1m |
全高 | 5.3m |
胴体全長 | 22.35m |
全幅 | 8.3m |
機体重量 | 15,072kg |
最大速度 | 315km/h |
航続距離 | 2,075km |
乗員 | 7名 |
収員 | 48名 |
製造 | シコルスキーエアクラフト |