海上自衛隊では、機雷掃海ヘリコプターMH-53Eと南極観測支援用のS-61A-1の両機を代替するヘリコプターとしてEH-101の採用を決め、2004年度予算でMCH-101(MH-53Eの後継)1機を発注した。 MCH-101の1号機は2006年3月3日海上自衛隊に引渡され、51空の岩国派遣隊による技術実用試験の後、第111航空隊に配備されている。 海自ではMCH-101を掃海と輸送の両任務に使用する計画で2007年3月30日には部隊使用承認を付与されている。 続く2号機は2007年3月23日にデリバリーされた。 なおMCH-101の1号機は完成機だが、2号機はアグスタウエストランド製のノックダウンキットを川崎でアセンブリー、3号機以降はライセンス生産となり、最終的に11機導入されることになる。 一方S-61A-1の後継となるCH-101は文部科学省の予算によって購入されることになっており、初号機は2007年10月にデリバリーされた。 |
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主要諸元 |
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エンジン | RTM322Mk250Sターボシャフト×3 |
メインローター直径 | 18.6m |
全高 | 6.6m |
全長 | 22.81m |
機体重量 | 15,600kg |
最大速度 | 278km/h |
乗員 | 2名 |
製造 | EHインダストリーズ/川崎重工業 |