ユーロコプターEC225LPシュペルピューマは、AS332の発達型モデルである。 外見上の主な相違点はメインローターブレードが4枚から5枚になりテイルローターは逆に5枚から4枚になったこと、胴体後部下面に角張った張り出しが付いたこと、及びインテークのlPSのデザインが変更されたことなどである。 陸上自衛隊では、AS332Lが導入後20年近く経過したことから後継機の検討を行って発展型であるEC225LPを選定、1号機は2006年9月25日に陸上自衛隊に納入された。 特別輸送飛行隊で運用試験を行った後、翌2007年3月15日に部隊使用承認が下り、公式にVIP輸送に使用できることになった。 なお従来使用されていたAS332Lでは空調ボックスが機首左側に付けられていたが、EC225LPでは機内スペースが大きくなったため内蔵となった。 また排気管にはIR(赤外線)サプレッサーが装備される計画となっている。 |
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主要諸元 |
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エンジン | ターボメカ・マキラ2A×2 |
メインローター直径 | 16.2m |
全高 | 4.97m |
胴体全長 | 19.5m |
全幅 | 3.96m |
最大離陸重量 | 11,000kg |
最大速度 | 305km/h |
航続距離 | 943km |
乗員 | 2名 |
乗客 | 24名 |
製造 | ユーロコプター |