陸上自衛隊が作戦行動中にはAH-1Sとペアで使用しているOH-6D観測ヘリコプターの後継機として計画されたヘリコプターである。 OH-Xとして国内独自開発を決め、防衛庁が1984年に川崎重工を主契約者に指名、他2社を協力会社として指名した。 1996年3月に1号機がロールアウトし、飛行試験に使用された。 その後、陸上自衛隊に納入され、名称はOH-1となった。材料に複合材を使用し、各種のセンサーや対ヘリコプター攻撃能力を備える機体になった。 機体の形状はタンデム複座の戦闘ヘリスタイルで、メインローターにはヒンジレスのハブと複合材を使用し、20mm弾の被弾に耐える強度を持つ。 コクピットの後方上部には複合センサーハウジングを取り付け、その中に赤外線センサー、可視カラーW、レーザー測距装置などを一体化した装置を内蔵し、観測能力を強化している。胴体両側にスタブウイングが突き出しており、対戦車ミサイル、ロケット弾、自衛用空対空ミサイルを取り付け可能な構造となっている。 |
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主要諸元 |
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エンジン | MH1 XTS1-10×1 |
メインローター直径 | 11.5m |
全高 | 4.0m |
胴体全長 | 12.0m |
全幅 | 1.0m |
収員 | 2名 |
製造 | 川崎重工業 |