陸上自衛隊がAH-1Sの後継機として2007年3月から部隊配備している新戦闘ヘリコプターである。 目標捕捉/攻撃能力、全天候作戦能力、サバイバビリティなど、どの面から見てもAH-1Sを大きく上回った、まさに現代最強の攻撃ヘリコプターである。 最初の2機は完成機が引き渡され、3号機以降は徐々に国産化比率を高めながら富士重工でライセンス生産されることになる。 機首にMTADS/MPNVS(近代化型目標捕捉照準サイト/同パイロット暗視センサー)を装備し、ローターマスト頂部にはAN/APG-78ロングボウ・レーダーを搭載。 固定武装は機首下面のM230 30mmチェーンガンで、対戦車攻撃の主兵装はAGM-114ヘルファイア、また陸自独自の兵装としてスタブウイング先端にスティンガー空対空ミサイル×4を搭載可能となっている。 高価なだけに今後の調達計画は不透明で、しばらくはAH-1Sとの併用が続くであろう。 |
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主要諸元 |
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エンジン | T700-701Cターボシャフト×2 |
メインローター直径 | 14.6m |
スタブウィング幅 | 5.7m |
全高 | 5.4m |
胴体全長 | 17.7m |
全幅 | 15.0m |
最大全備重量 | 10,400kg |
最大速度 | 274km/h |
乗員 | 2名 |
製造 | ボーイング/富士重工業 |