シングルタービンのSA360をベースに開発された機体でツインタービンのSA365Cの発達型である。 SA365Cが固定脚に対しSA365Nは引き込み脚にした。 ベースになったSA365から改造が行われ機体構造等は大幅に変更されている。 特に、複合材の使用範囲を広めており、メインローターやローターハブ、テイルブームや水平安定盤を含む20%に使用されている。 これらの改造により飛行性能や航続距離、速度性能は向上した。 SA365Nの愛称はドーファン2 初期型はN型で、尾部にあるフェネストロンの直径を大きくし横風時のホバリング性能を改善したN1型、エンジンを改良し搭載量を増やして上昇性能とホバリング性能を上げたN2型、エンジン出力を増加させ高高度性能を高めたN3型がある。 近年は最新型のN3が主流となり導入されており、国内では、消防、防災、警察、報道と幅広く使用されている。 登録数は51機(2008年8月末現在) |
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主要諸元 |
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エンジン | ターボメカ・アリエル×2 |
メインローター直径 | 11.94m |
フェネストロン直径 | 1.10m |
全高 | 4.06m |
胴体全長 | 11.63m |
全幅 | 2.03m |
メインローター面積 | 111.9m2 |
機体重量 | 2,301kg |
最大重量 | 4,300kg |
搭載量 | 1,999kg |
最大速度 | 275km/h |
ホバリング限界高度 | 4,524m |
地面効果なし | 3,753m |
上昇限度 | 4,673m |
航続距離 | 814km |
乗員 | 2名 |
乗客 | 12名 |
製造 | ユーロコプター |
初飛行 | 1975年1月24日 |
EUROCOPTER AS365 DAUPHIN2 |