AS350を双発にしたヘリコプターである。 AS355Eで型式証明を受けたが、その後性能を向上させたAS355Fで量産に入っている。 機体の主要部分はAS350とあまり変わらないが、トランスミッションと燃料系統が再設計された。 双発化によりペイロードや安全性は向上したが、重量増加により飛行上昇限度は悪化している。 北米向けの機体はツインスターと呼ばれ、その他ではエキュレイユ2と呼ばれる。エンジンはいずれの機体もアリソン250-C20F×2基が搭載され、1992年からはエンジンをターボメカ製のアリウス1Aに換装し上昇率など飛行性能を向上させたAS355Nを登場させた。 AS355Nの概観はエンジン排気部の形状が従来型と異なっている。 AS355NはAS355Fより乗客を1名多く乗せることが可能。 日本には、F、F1、F2、N型の4種類が輸入されているが、最近はリタイヤが始まりEC135に移行しつつある。 登録数は31機(2008年8月末現在) |
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主要諸元 |
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エンジン | アリウスTM3191M×2 |
メインローター直径 | 10.69m |
テイルローター直径 | 1.86m |
全高 | 3.14m |
胴体全長 | 10.93m |
全幅 | 1.80m |
メインローター面積 | 89.7m2 |
機体重量 | 1,407kg |
最大重量 | 2,540kg |
搭載量 | 1,133kg |
最大速度 | 225km/h |
ホバリング限界高度 | 1,900m |
地面効果なし | 850m |
上昇限度 | 4,003m |
航続距離 | 722km |
乗員 | 2名 |
乗客 | 5名 |
製造 | ユーロコプター |
初飛行 | 1979年9月28日 |
EUROCOPTER AS355 ECUREUIL2 |