日本では川崎BK117C-2だが、海外ではユーロコプターEC145で販売されている。 同じ機体ながら、販売メーカーによって販売名称の違う機体である。 胴体を再設計したC-2/EC145は外見上あまり変化がなく見分けにくい。 しかし左右後部に付いている安定板の形状が従来型とは異なっている。 エンジンも従来はターボメカ・アリエル1E(690shp)から同社のアリエル1E2(692shp)に出力が増加されている。 C-2/EC145は従来型機に比べ全備重量の増大、キャビンスペースの拡大、航続距離の延長など性能を向上させたうえ、新型のメインローターブレードの採用により低騒音化を実現した。 コクピットの視界は良く、最新式統合計器システムの採用によりパイロットのワークロードを軽減した。 日本では現在、石油リグ輸送やドクターヘリコプターとして運用されており、登録数は10機(2008年8月末現在) |
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主要諸元 |
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エンジン | ターボメカ・アリエル1E2×2 |
メインローター直径 | 11.00m |
テイルローター直径 | 1.96m |
全高 | 3.85m |
胴体全長 | 9.91m |
全幅 | 1.60m |
メインローター面積 | 94.9m2 |
機体重量 | 1,764kg |
最大重量 | 3,350kg |
搭載量 | 1,589kg |
最大速度 | 278km/h |
ホバリング限界高度 | 3,045m |
地面効果なし | 2,890m |
上昇限度 | 4,570m |
航続距離 | 555km |
乗員 | 2名 |
乗客 | 9名 |
製造 | ユーロコプター/川崎重工業 |
初飛行 | 1979年6月13日 |
KAWASAKI BK117C-2 |